森に建築がよりそう
飲食物販店舗及び、棟屋付メゾネット賃貸住戸が森の木々を縫うように連なる建築構成で、20m 級のケヤキ、ヤマモミジなどの既存樹を避けるように円弧を描く。木々は建築とラグジュアリーな関係で寄り添いツリーハウスのような感覚を空間に与える。半公道化された屋上アヴェニューは、駅前の都市空間と敷地を含む雑木森の自然をつなぐ。レストランのアプローチや住まい手のガーデンスペースとして、賑わいがにじみ出し、回遊性と界隈性が生まれる。アヴェニューには敷地の植生と同様の緑が植えられ、年を追うごとに森に同化していく。クライアントが代々守り受け継いできた岸線の森と緑のアヴェニューが連なり、新しい馬坂の風景が生まれる。
竣工 | 2025年予定 |
所在地 | 神奈川県川崎市 |
用途 | 店舗・賃貸住宅 |
施工者 | 栄港建設 |
構造 | RC造 |
規模 | 2階建て |