角地に建つ 3 層の個人邸

下目黒の岩屋

岩を積み上げたような外観。コンクリートに含浸させる仕上を採用したことでコンクリートの素地が感じられる
東側前面道路より見る
2Fダイニングをテラスのみどりが囲む。植物が目隠しとなり近隣からの視線を遮る
2Fテラス。軒を深くすることでテラスを室内の延長として利用できる

IWAO

林試の森に程近い閑静な住宅街の角地に建つ 3 層の個人邸である。
3 つの岩のようなボリュームの中間に生活の中心を設けその合間に庭を設ける計画である。開放性を望んでも周囲に住宅が密集しままならない都市居住において、建築と庭が一体になることで街との関わり合いを調整して開放性と閉鎖性を内包した岩屋の生活を担保できないか。2 階の植物が外光に向かって張り出しこの建築特有のグランドレベルを作り出す。
そのありようが岩と岩の間にある生活を築き上げていくだろうことを想像してこの住宅を「巌」(IWAO) と名づける。

所在地東京都目黒区
竣工2023.06
主要用途住宅
構造RC造
規模地上3階
施工栄港建設
敷地面積163.34 ㎡
建築面積127.82㎡
延床面積204.02㎡
植物図鑑
植物図鑑